|
「久留米きゅう太郎」は、他のウイルス病にも強いですか?
|
「久留米きゅう太郎」は「ZYMV」(ズッキーニ黄斑モザイクウイルス)の抵抗性品種ですが、
他のウイルスへの抵抗性はありませんが、複合ウイルスの感染による急性委萎(いちょう)症は軽減されます。
|
「久留米きゅう太郎」の適合作型は、露地栽培だけですか?
|
5〜7月まきの露地栽培に最も適しますが、同時期の雨除け栽培も可能です。
|
「久留米きゅう太郎」はカッパンやべと病には強いですか?
|
従来品種より高い耐性がありますが、予防を怠らないでください。
|
「ZYMV」(ズッキーニ黄斑モザイクウイルス)は、キュウリに感染するのですか?
|
きゅうりは「ZYMV」の他にも「CMV」(キュウリモザイクウイルス)、「KGMMV」(キュウリ緑斑モザイクウイルス)、
「MYSV」(メロン黄化壊疽ウイルス)に感染しますが、農家さんが最も被害に困っているのは「ZYMV」です。
|
ZYMVにはどのようにして感染しますか?
|
ウイルスを保毒したアブラムシを媒介とする汁液によって感染します。
|
樹勢が弱ったときに最も効果的な対策(樹勢の回復法)を教えてください。
|
葉面散布剤の散布、液肥の潅注、不良果の除去(摘果)を行って下さい。
葉面散布と潅注は晴天が続くときは3〜4日毎に3回以上、また肥料成分は薄めに施す方が、
樹勢が弱っているときには効果的です。
|
「久留米きゅう太郎」は、どこの産地でも栽培できますか?
|
5〜7月まきの露地栽培と雨除け栽培であれば大丈夫です。
|
「久留米きゅう太郎」と他社のZYMV抵抗性品種を比較して異なる特性はなんですか?
|
「久留米きゅう太郎」は初期より多収ですので、樹勢は緩慢です。
また高温条件下でも果長が短くなりにくいです。秀品率が高い(果形が良い)、収量性が高いことは大前提です。
|
台木は、何が良いですか?
|
昇竜(しょうりゅう)が最も相性(親和性)がよく、安定しています。
|
ZYMVの被害は全国におよんでいますか?
|
以前は西南暖地で多く被害がありましたが、今ではその被害は全国におよんでいます。
|
きゅう太郎は、自根栽培できますか?
|
自根栽培もできますが、接木をしたほうが連作障害を回避できて、収穫量も多くなります。
|